愛犬・愛猫のための保険選び

ペットの医療費は全額自己負担となるため、手術や長期治療では数十万円かかることもあります。ペット保険に加入していれば、費用を気にせずに愛犬・愛猫にとって最適な治療を選択することができます。

子犬・子猫の若いうちに加入されることをおすすめします。年齢が上がるほど保険料が高くなる傾向があり、また既往症がある場合は加入できない可能性もあるためです。

窓口精算は、動物病院で保険証を提示することで自己負担分のみをお支払いいただく方法です。一方、後日精算は一度全額をお支払いいただいた後に保険金を請求する方法となります。窓口精算の方が手続きが簡単で、飼い主様にとって便利なサービスです。

既往症（既にかかっている病気）がある場合、多くの保険会社では加入をお断りするか、その病気に関する補償を除外する場合があります。ただし、保険会社や病気の種類によって対応が異なるため、複数社にご相談することをおすすめします。重要：告知義務がありますので、既往症は必ず正確に申告してください。

以下のような場合、保険金が支払われないことがあります：

• 待機期間中の発症：加入から一定期間（病気30日、がん90日など）
• 先天性疾患・遺伝性疾患：品種特有の病気など
• 予防接種で防げる病気：ワクチン未接種による感染症
• 予防的処置：去勢・避妊手術、歯石除去、健康診断など
• 自然災害・事故：地震、飼い主の故意・重過失など

詳細は各社の約款をご確認ください。

70%補償がおすすめの方：

• 高額治療に備えたい方
• 小型犬（膝蓋骨脱臼などのリスクが高い）の飼い主
• 初めてペットを飼う方

50%補償がおすすめの方：

• 保険料を抑えたい方
• ある程度の医療費は自己負担できる方
• 健康な成犬・成猫の飼い主

迷った場合は70%補償からスタートし、必要に応じて見直すことをおすすめします。

はい、多くの保険会社では年齢が上がると保険料も上がります。

• 0-1歳：比較的安い保険料でスタート
• 2-7歳：段階的に保険料が上昇
• 8歳以降：高齢期として保険料が高めに設定
• 12-15歳以降：保険料が据え置きまたは新規加入制限

窓口精算対応病院：

• アニコム：全国約6,500病院で窓口精算可能
• アイペット：全国約5,600病院で窓口精算可能
• その他の保険会社：基本的に後日精算のみ

後日精算の場合：
全国どこの動物病院でも利用可能です。診療費を一旦お支払いいただき、後日保険会社に必要書類を提出して保険金を受け取ります。

混血・雑種でも問題なく加入できます。多くの場合、純血種よりも遺伝的疾患のリスクが低いとされています。

• 犬の場合：体重による分類（小型・中型・大型）で保険料が決まることが多い
• 猫の場合：品種によらず年齢のみで保険料が決まることが一般的
• 保険料：純血種と同等または若干安い場合もある